Category Archives: book

書評: 十五歳の戦争

書評: ホモデウス(上)

サピエンス全史に続く、人類の未来への展望

書評: 西洋の自死

書評: NOKIA 復活の軌跡

書評: 卵をめぐる祖父の戦争

書評: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

書評: 昆虫は最強の生物である: 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略

書評: 小野田少尉との三ヵ月「幻想の英雄」

バランスを取るためにこっちも読んでみました。「小野田寛郎―わがルバン島の30年戦争 」のゴーストライターが、伊東の別荘で共同生活を送り記述するまでの経緯やその後が書かれています。少尉は今で言うところの「アスペ」的な性格だったのが垣間見えます。
面白いのはAmazonの書評欄です。賛否が錯綜しています。

書評: ベイズの誓い

 AIを用いた自動運転、その他で頓に注目されている「ベイズ推定」。これについて提唱者のベイズの生い立ちから始まる読み物。随所に簡単な数式とそれの解き方を用いて理解を深めようとしている。中学程度の簡単な数学で導けるのがほとんどなので実際に手を動かしながら解いてみると、「AI以前に数学ガー!」と言っている人には良いかもしれない。
 読み進んでいくと、「シンギュラリティ」を解説した章が出てくる。シンギュラリティの原著は、レイ・カーツワイルの「Singularity is Near.」である。これの翻訳本はNHK出版から「ポスト・ヒューマン誕生」で既に発行されているが、これを知らないのか無視しているのか様々に意訳されたシンギュラリティ本をdisる解説があったのがちょっと残念だった。

 AI以前、統計以前の初学者が最初の取っ掛かりとして読むのはありだと思う。

書評: 小野田寛郎

 リアルタイムで児童向けの小野田寛郎の自伝は読んだが、大人向けのは今回が初めて。生い立ち、商社時代、徴兵までの流れ、陸軍中野学校時代のこと、派遣、サバイバル、島内での行動と思索、命令解除、帰国後の生活が余すことなく書かれている。圧巻は島内での思索と結論だ。陸軍中野学校出身と言えば情報戦のスペシャリストである、そのスペシャリストをもってしても彼の考えていた日本と現実の日本には大きなギャップがあったのだ。悲しくなると同時にある意味仕方のないことだと考えざるを得なかった。
 島内サバイバルについて詳しく書かれていた当時の児童向け書籍の断片的な記憶があるので、その部分は本書と併せてしっかりとイメージできた。
 戦後と言う言葉が踊りだしたら本書を繙き、リアルに30年戦後が遅れた人間の生き様に思いを馳せても良いかもしれない。