Monthly Archives: February 2009
ネーミング
現在、製作中の PIC24USB のシステムの名前は「PICcADilly=ピカデリー」にした。これは PIC のA/D コンバータを使ったシステムとテスト対象機器の配線がこのデバイスに集まるためだ。
だいぶ出来上がった。入力された A/D 値をトリガにして、現在位置、時間を EXCEL に打刻出来るようになった。基本的な要素の動作確認は出来たのでアプリケーションとしての使い勝手を高めていこうと思う。
[対象機器]→[PICcADilly]→[GPSStamp]→[EXCEL]
今しか役に立たないもの
過去にタイムスリップできるとして、何を持っていくかの話を子供の頃からよくしたものだ。でも、今一番手放せない携帯電話は持っていっても役に立たないんだよな。
インフラに直結したものは使用のための前提条件が多すぎて使えないんだよ。
前提条件の少ない人間になりたい。
PIC24USB
Opitimize からずいぶん前に届けられたけど、手つかずだった。フィールドテストで色々とジグを作らないといけないので、少しいじくってみた。
最初は *.dll のバージョンが微妙に異なるので動作しなかったが、その辺りを見直したりビルドをし直したりしたら無事に動作。価格が安いので色々と便利に使えそう。ノウハウを蓄積していくとしよう。
この PIC24USB で対象機器の不具合の発見を行い、メッセージを GPS のソフトに投げることで不具合発生時に自動で記録出来るようにしようと思う。来週からテストソフトを作って動作確認後、前作のソフトの改良を行う。
システムが出来上がったら、ページを作って公開します。
iPhone 充電器の製作
USB の +5V, GND を接続するだけではだめで、D+, D- にそれぞれ電圧を加える必要がある。1-2台なら抵抗分圧したものを加えれば良いが、3台以上では安定した電圧をレギュレータなどで用意して入力する必要がある。
最近の仕事
本業の方が忙しくなってきた。本業でまともなコーディングをすることはここ数年ほとんど無かったけど、今は必要にかられてゴリゴリ書いている。
最近は10年ぶりくらいにクルマに乗ってフィールドテストなんかをやっている。フィールドテストはラボでは取りきれない不具合を実際の現場に行ってテストをすることにより完成度を高める作業である。長距離の移動が伴うので結構大変なのである。
フィールドテストの本質は、不具合はいつ・どこで起きるかわからない。また、起きた場所と時間と原因を記録するのは非常に重要でありこれが伴わないフィールドテストはあり得ない。走行しているクルマの中でこれらを正確に記録するのは結構大変である。出来ることならこれを機械にやらせて負担を軽減したいと思うのはエンジニアの本能だろう。
と言うことで、これらの記録を正確に行うためにしばらく前から開発してきた GPS と Google map を活用したシステムの目処がやっとついた。このシステム自体はまだフィールドに持ち込んでいないので、これからテストシステム自体のフィールドテストをしなければいけない。
最近、PCが新たに支給された。このPCには Bluetooth が内蔵されている。この PC とGPS はラボに転がっていた Bluetooth 対応の GlobalSat社の BT-338 を用いてシステムを組んだわけだ。
今回手こずったのは出力フォーマットの換算と測地系の切り替えだ。GPS で得られた位置と地図との不整合に付いて検索をかけると大抵の場合は測地系を見直せと出てくる。今回は測地系の設定は問題なかったが、シリアル出力される位置のフォーマットの換算方法がわからなかったために苦労してしまった。
BT-338 の測地系についてはこちらが詳しい。Google map と連携させる場合の測地系は以下のコマンドを使う
$PSRF106,21*0F
出力の換算式はこちらのサイトを参考にさせてもらった。
上記の実装をおこない、問題なく現在位置が取得出来るようになった。そろそろ、実戦投入だな。
安物買いの銭失い
Windows 環境から Mac にスイッチしてから久しい。ここ一週間ほど取り組んでいたことを振り返りたいと思う。やっと目処が立ったからだ。
Windows からMacにスイッチしたと言っても時々、Windows は使わざる得ないヒヨッタユーザであることに変わりない。Macでもブートキャンプを使って Windows を使うことが多い。Macからも Windows のファイルを使うことがある。そこで共通にアクセス出来るドライブとして、FAT32 フォーマットで Windows のパーティションを構成して利用することが多い。
ファイルが4GB未満ならこの方法でも問題ないが、昨今の地デジの録画環境では4GBの制限では30分程度しか録画出来ないことになる。NTFS を使わざるを得ないわけであるが、Macで NTFS を使うための方法は
1. NTFS-3g
2. Paragon
のドライバを使う方法がある。
当初は NTFS-3g を用いていたわけであるが、ユーザランドで動作するこの環境は動作が緩慢である。Macと外付け HDD を Firewire で接続しているのであるが、とてもその速度が出ているとは思えない。
そこで Paragon を用いたのであるが、続けて2個以上のファイルを移動、コピーさせようとすると落ちてしまう。
当初は「外付けドライブ+NTFS ドライバソフトウェア」で対応しようとしていたので、ガワなどを購入してしまっていた。
いずれにしても、ファイルをどこかにバックアップしておかないとならない。でも、上記のソリューションは使えない。仕方がないので、NAS に活路を見出すことにした。ファイルの貯蔵が出来れば問題ないが、DAAP なども使えると便利である。既にハードディスクドライブは持っているので、ガワだけあれば今までのドライブが使える。
当初は Thecus の 299 あたりの購入を検討したが、ヤフオクを眺めていると Linkstation のガワだけが結構安く売っていることがわかった。また、見た感じ DAAP もサポートしているようだ。どのように使うか調べると、様々なページで構成方法を解説している。準備をすればそんなに難しくなさそうだ。そんなわけで、早速購入することにした。
基本的なリフラッシュの方法は型番で違いはないのだが、対象となるフラッシュイメージは各型番ごとに用意されている。至極、当たり前のことである。
だが…
間違ったフラッシュイメージを書き込んでしまった。そのガワは再起不能に…。復旧させるには jtag のお世話にならないとだめだろう。ほとんど、ライフワークになりそうな予感である。仕方がないのでもう一台、購入することにした。
さすがに授業料を払っているので、2台目は問題なく設定が完了してデータの移行も問題なく終了した。ただ、iTunes にサーバがマウントされない。???
良く見ると、この linkstation は対応していない型番である。軽く落胆して、気を取り直して共有ドライブとして iTunes を使うことにする。
いくつかの曲のデータが欠落していることがわかる。歯抜けになっている状態だ。??コピーをしくったかな?と思いもう一度、コピーしてもファイルが現れない。
この時点で完全にぶち切れた状態。
「この linkstation まったく使えないじゃん!!!」
色々な NAS を調べることにする。最初からこうすりゃ良かったと思いながらも完全に後の祭り。RAID 1 でドライブが2台はいる NAS を探してみる。
結局、QNAP TS-209ProII に落ち着いた。このタイプの NAS では最高価格。
でも、昔を思い出すと買えそうな最高のものをとりあえず買ってたんだよね。椅子にしてもハーマンミラーとか机はエレクターの特注品とか…。最近はそういうのに金をかけなくなったことを猛省した。結局、高いものになってしまう。使わない機能があってもいいじゃん。足りない機能が出てくるよりましだよね。
そんなことを考えながら、現在移行作業中。
見えないファイルはこの NAS でも出てきた。Macの問題のようだ。「.」が先頭に等価的に付いてしまっているのかな?Onyx を入れてみた。調べてみようと思う。
しっかりした良いものを買う。良いものは大事に長く使う。今までそうしてきたでしょ!?←俺。