書評: 進化の存在証明

「創造論」と「進化論」の戦い: 
リチャード・ドーキンス著。リチャード・ドーキンスと言えば「利己的な遺伝子」がベストセラーになっている。本書との間にもいくつか著作があるようだが、それらは読んでいない。本書を読んでの感想は西洋(キリスト教)社会の生物学は「創造論」と「進化論」の戦いであるということである。本書によれば、米国人や英国人のおよそ40%が「創造論」信じていると言う。如何に「進化論」が画期的だったかの証左でもある。日本で平均的に育ち教育を受けた場合はここまでのコトは起きないのであろうと推察する。まず、「創造論」的な教えはかなり後の方になってからのことであろう。その前に進化論が刷り込まれてしまうからだ。
 このように本書は「創造論」と「進化論」の戦いと「創造論」のdisりが入っていて、他の事は目に入らないくらいだ。そう言った中でもいくつかのトピックを挙げると日頃、疑問に思っている事柄が活写されている。周囲環境と競合と追随における選択と淘汰。これは隔絶された環境(島など)における場合においての花の形態に合わせた摂取構造の進化があるし、人為的な選別の淘汰は身近な例として、イヌの種類の多さと起源などについても述べられている。

 本著に書かれている思考を拡大していけば、形態の変化についての想像を膨らませていく事が出来る。本書を読んだ後に上野の科学博物館に行って生物の進化コーナーで色々と確認出来た事で更に理解が深まった。

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