書評: ベイズの誓い

 AIを用いた自動運転、その他で頓に注目されている「ベイズ推定」。これについて提唱者のベイズの生い立ちから始まる読み物。随所に簡単な数式とそれの解き方を用いて理解を深めようとしている。中学程度の簡単な数学で導けるのがほとんどなので実際に手を動かしながら解いてみると、「AI以前に数学ガー!」と言っている人には良いかもしれない。
 読み進んでいくと、「シンギュラリティ」を解説した章が出てくる。シンギュラリティの原著は、レイ・カーツワイルの「Singularity is Near.」である。これの翻訳本はNHK出版から「ポスト・ヒューマン誕生」で既に発行されているが、これを知らないのか無視しているのか様々に意訳されたシンギュラリティ本をdisる解説があったのがちょっと残念だった。

 AI以前、統計以前の初学者が最初の取っ掛かりとして読むのはありだと思う。

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