書評: フォン・ノイマンの哲学

およそ、コンピュータ関連で飯を食っているものであれば、コンピュータアーキテクチャの大別として、「ハーバードアーキテクチャ」と「プリンストンアーキテクチャ」を聞いたことがあるかもしれない。ハーバードとプリンストンは言わずとしれたアイビーリーグの雄であるが、コンピュータアーキテクチャでもその覇を競っていたと言える。後者は別名、ノイマンアーキテクチャと呼ばれ、不世出のマルチな天才である、ジョン・フォン・ノイマンによって開発された。
本書ではその生い立ちから業績、奇行、その他が余すことなく書かれている。終盤にがんの痛みの譫妄の機密漏洩を防ぐためにMPが配置されたのには些かの皮肉を感じる。近代科学の道筋を再確認したい人には勧められる良書である。

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