合同会社の設立方法
IT 関連の仕事をしていると、いつかは起業しようと思われている人が多いと思います。起業の第一歩は入れ物、つまり会社を作ることです。やる気になれば、自分でも出来ます。ここでは、自分で登記申請する場合に押さえておかなければいけないことを説明します。合同会社の電子申請に絞って説明します。まぁ、大体こんなものだと思って下さい。詳しくは各自で調べるなり、本社を置こうとしている近所の法務局で説明を受けて下さい。
まずは、会社の名前を決めて下さい。
色々な思いがあるでしょう。子供の名前を決めるように。良い名前が決まったら以下の通りに淡々とこなしましょう。
- 用意するもの
- Windows PC
- CD-ROM Writer
- カードリーダ
住基カードを読み取れるもの - 住基カード(自治体発行の電子証明を付加)
地方自治体で発行。同時に電子証明も付加する。 - 実印
地方自治体に印鑑の届け出をしたもの - 印鑑証明
- 会社印
会社の名前が決まったら作る。(代表者印、銀行印、代表印)ネット通販で早く、安く買える。
- 用意する書類
会社を登記するにあたって、いくつか用意しておくべき書類があります。- 電子申請における添付書類内訳(仮)
表紙になります。電子申請の場合は法務局に直接、提出する書類は登記申請書にならないみたいです。 - 定款
基本的には電子申請ですが、添付します。 - 本店所在地及び資金決定書
- 代表社員の就任承諾書
- 払い込みあったことを証する書面
通帳の表紙、表紙をめくった所、出資する人が入金したことが判るページと残高が記載されているページ。
- 電子申請における添付書類内訳(仮)
- 流れ
何をどの順番でやるのかが混乱してしまいます。少し、整理しましょう。- PC のセットアップ
- カードリーダセットアップ
- CD-ROM ライターセットアップ
- ソフトセットアップ
- ワープロソフト インストール
- アドビ・アクロバット(試用版)インストール
- 登記に必要なソフト(法務省からダウンロード)
- アドビ・アクロバット用の電子署名プラグイン
- 登録申請総合ソフト
- 地方自治体の役所に行く
- 印鑑登録と印鑑証明
- 住基カードと電子証明
- 法務局に提出する書類の作成
先に述べた5種類の書類を作成します。 - 定款の電子署名
ワープロで作成したソフトをPDF化し、アクロバット+電子署名プラグインで電子署名する。定款に記載してある社員分の署名が必要になります。 - 署名したPDFファイルをCD-ROM に焼き込み
- 登録申請ソフトによる電子申請
登録申請ソフトを用いて電子申請します。このソフトはかなり使い難いです。- 登記申請書の作成
登記申請書はこちらが正(せい)になりますので、こちらが登記申請書になります。電子申請の場合は法務局に持参する各種の書類は「内訳書」になるわけです。
住所などは全て統一標記しましょう。特に番地を番などと書いたりして割とゆらぎがありますので、注意します。その他の注意点は登記申請の別紙と言うのがあるのですが、その部分は全て全角で書き、例に従って書きます。 - 登記申請書の送信
住基カードを使って電子署名後、法務省のサーバに送信します。ここはメニューに従っていけばそんなに難しくありません。
- 登記申請書の作成
- 本社を置く近所の法務局に行きます
用意した書類、CD-ROM、印鑑一式、登録免許申請料分の印紙代を持って法務局に行きます。この時に会社印の登録を行い、書類を提出します。何も無ければ、一週間位で登記が完了します。 - 補正
電子申請した内容と法務局に提出した内容に齟齬が生じると法務局から連絡が来ます。電子申請をし直します。これを「補正」と言います。電子申請ソフトに補正する旨の内容が書かれますので、そこを補正して提出し直します。場合によっては法務局に出向き事情を説明します。 - 銀行口座の開設
〜加筆予定〜
- PC のセットアップ
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