ハードウェア構成
- 設計目標
- Zero-spindle
マザボには冷却用のファンが付いていないので、これを踏襲しケースファンやDVC/Bluray/HDDなどのモータは一切排し、Zero-Spindle PCとする。
- 小型
モバイルSoCの特徴を活かした小型のマザボ(Mini-ITX以下)を利用する
- 省電力
モバイルSoCの特徴を利用する
- 個性
市販のケースを使わずに自由に設計する。また、往年の名機:NeXT Cubeのキーボードの利用を前提とする。
- 高稼働率
高可用性ではなくて、指標を高稼働率とする。違いは常にいじってもらえるようなPCを目指す。そのための施策として、PT3を内蔵させてテレパソとしても利用可能にする。
- ハードウェア構成
電源やインストールするハードウェアの構成は以下のとおりである。
Item |
Manufacture |
Model No. |
Price ($1.00 = 121.00JPY) |
MotherBoard |
ASRock |
N3700-ITX |
16,416 |
Memory DDR-3 16GB |
ADATA |
1600W8G11-2 |
14,980 |
SSD |
SanDisk |
Ultra II SDSSDHII-240G |
13,480 |
Digital TV tuner |
Earthsoft |
PT3 Rev.A |
9,990 |
Akizuki |
12V/5A |
ATS065-P120 |
1,750 |
Power Supply Unit |
AliExpress |
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18.00USD |
Wifi Board |
Intel |
802.11ac, BT-LE |
4,000 |
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- MotherBoard
モバイル用SoCと新しめのプロセスであれば、発熱は低いものと考えて、今回はSoCのBraswellを利用しているASRockのN3700-ITXを用いた。MotherBoardに搭載されているヒートシンクも空冷ファンを搭載していないが、高さはメモリーの高さとほぼ面一なのでそれほど違和感がない。
- Memory
モバイル用の省電力タイプを使う。
- SSD
コストとパフォーマンスを勘案して決める。技術的にはだいぶ枯れてきていると思うので、好みで決めて良いと思う。Web-Masterは黒が好みなのでSan-Diskにした。
- Digital TV Tuner
高稼働率を目指すのが今回の製作であるので、暇な時はテレビが見れるようにチューナを内蔵させた。PT2を現在利用しているので、その実績からPT3を用いた。

- AC Adaptor
ある程度の持ち運びを勘案して、電源はACアダプタとした。12Vであるので、秋月電子で売っているPSEが取れているものを使う。ここならそれなりの数が出ているハズなのでかなり枯れていると考えられる。
- Power Supply
ACアダプタの利用が前提のPower Supplyである。バッテリーなど、12V系の供給電源を意識してあるので、今回の利用にマッチしている。価格も手ごろだと思うが、この手のボードを取り扱った事が無かったので、電源の出力特性やATX電源そのものの動きなども調べる必要があった。
- Wifi board
Mini PCI-e タイプ。802.11ac の接続環境やBTの周辺機器は多いので、これらの規格に対応するようにした。